イバコの生存記録

いまは競プロ(AtCoder)記事がメインです。

20. 初めての外部フィルターメンテナンス

水槽を立ち上げて4ヶ月ほどですが、初めての外部フィルター掃除を行いました。
外部フィルター導入は立ち上げから1ヶ月後くらいだったので、設置から約3ヶ月で初メンテをしたことになります。

今回のメンテナンスでは、水槽の原状回復まで約2時間半ほど要しました。
なかなか時間が掛かりますしそれなりの重労働なので、半日ほど時間があるタイミングで行うことをおすすめします。

一応1ヶ月に1回のメンテナンスが推奨されているようですが、このように割と大変なのでなるべく頻度は減らしたいです。化学ろ材の有効期限が2ヶ月なので、2ヶ月に1回で良いかと思います(今回はサボっていて3ヶ月空きましたが)。

 

フィルター仕様

使用しているフィルターは、エーハイム500というエーハイム2213の廉価版みたいなものです。水槽は30cmキューブなので、外部フィルターを使うこと自体がオーバースペック気味ですし、これで十分と感じています。

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フィルター内は上層から以下のような構成にしています。

 

メンテナンス準備

まずは道具を揃えます。

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今回は画像のようなものを準備しました。

まず、汚水に長時間触れることになるため、水槽掃除用の手袋があった方が良いです。こちらは、以前から使っていて問題なかったものを選択しました。

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次に、ガラス面の苔などを落とす時に利用しているメラミンスポンジを追加購入しました。ただ、こちらは外部フィルター掃除ではあまり利用しなかったため、無くても良さそうです。

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次に、パイプ・ホース内の汚れが酷かったため、パイプブラシを用意しました。こちらは初めて購入しましたが、普通に使いやすかったです。

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掃除道具ではないですが、吸水パイプに取り付けているストレーナースポンジを交換用に購入しました。ミナミヌマエビがいるので、吸い込み防止に細目を選択しています。

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最後に、呼び水(後述)用のスターターを購入しました。こちらは無くても良いですし設置時は口で呼び水したのですが、まぁまぁ大変だったので(高いですが)スターターを用意しました。

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メンテナンス手順

注意点を添えて備忘録的に書いていきます。

基本戦略ですが、「掃除は風呂場で行う」「汚水はトイレに流す」です。普段の水槽掃除と比較して汚水と長時間付き合うことになるため、居室で掃除を行うと事故時に大変なことになります。また、普段からそうですが汚水は基本的にトイレへ流します。

1. フィルターの取り外し

最初にフィルター電源を切り、ダブルタップを吸排水ホース4箇所全て閉じます。ダブルタップを閉じればそこで水の流れが止められるので、タップを外してフィルターを風呂場へ持っていきます(水が入っていて重いです)。

エーハイムのフィルターは、ダブルタップのおかげで吸排水パイプを水槽内に入れたままフィルターを取り出すことができます。つまり、呼び水が不要になるのです。

ただ、今回はパイプも掃除するので水槽から撤去して風呂場へ持っていきます。

ついでなので、普段パイプの裏にあって掃除できていないガラス面を綺麗にしておきました。

2. ろ材の掃除

フィルターの蓋を外すのですが、このとき排水側のタップを開けてください
そうしないと、大気圧に負けて非常に外しにくくなります。フィルター内への空気の流れを作ることで簡単に外せるようになります。

私の場合、サブストラットプロ・リングろ材と2種類の生物ろ材を使っているため、混ざると面倒です。一気にぶち撒けることはせず、リングろ材のみフィルター内に残しました。

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ろ材掃除ですが、飼育水で行うのが原則らしいです。水道水で行うと、ろ材に住み着いたバクテリアが死んでしまうとのことです。
今回は、思ったよりフィルター内の水が綺麗だったので、その水で濯ぐ感じにしました(濯ぐとかなり汚れが出てきました)。

掃除を終えたら、ろ材を詰め直します。
ブラックホールは交換しました(交換時は水道水で濯いだ方が良いらしいです)。
この時、フィルター内に水を入れる必要はありません。

フィルターは一段落したので、水槽の方へ持っていっておきます。

3. パイプ・ホースの掃除

バケツに水を入れて、パイプブラシで内部の汚れを取ります。
ブラシの取り外し時に汚水が飛ぶので、水中でブラシを抜く方が良いです。

また、パイプ・ホースで若干段差があるため、ホースまでブラシを入れると戻すのが結構大変になります。汚れが気にならない場合はパイプまでで止めたほうが良いです。

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このくらいの透明感は取り戻せました。

4. フィルターの再設置

最後の大仕事です。

まず、ダブルタップを4箇所全て閉じます。
フィルターを水槽台の下に入れて、吸排水パイプを間違えないように気を付けながら、ダブルタップを接続し直します。

パイプの位置を調整し、ダブルタップをしっかり接続できたら、排水側・吸水側の順でタップを開きます。この時点では水槽内の水に対してパイプの位置が高いため、水は循環しません。ここで、呼び水という操作が必要になります。排水側からフィルター内の空気を抜くことで、大気圧の差で吸水パイプへ無理やり水を通します。一度パイプ内が水で満たされれば、サイフォンの原理によって水槽より低い位置にあるフィルターへ水が流れ続けます。

この「排水側からフィルター内の空気を抜く」という操作で「口で排水ホースを吸う」という手順が必要になるわけです。初回はともかく、メンテ後の実行は割と勇気がいるので、今回はスターターを購入しました。大層な名前がついていますが、要はただの空気抜きです。

フィルターに水が流れることを確認できたら、電源を入れてしばらく様子を見ます。排水側から水が出て、エアが完全に抜けて安定化すればOKです。

 

ここまでで、水槽内のガラス面掃除を含めて約2時間半でした。外部フィルターの掃除に限定すると2時間ほど掛かりました。初めてで時間が掛かっているという点もあるので、慣れれば1時間ほどで掃除できそうではありました。

 

反省会

実際には後片付けや風呂掃除などを含めて、3時間半ほどで全行程が終了しました。

大きな事故もなくそこそこスムーズに行って良かったですが、一つ反省点として排水ホースはこの機会に短くするべきだったな…と思っています。

 

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こんな感じで長過ぎて曲がっており、排水口付近はホースが折れていて流量低下の原因となっています。これは良くないので、次回メンテナンス時はホースを少し切っておきたいです。